2016.10.3 さんまのまんま・・・

2016年10月03日

10月になりTV番組の改変時期ですが、あの「さんまのまんま」が終わるって・・・

ショック・・・ 私さんま師匠をこよなく愛しております。ハイ!

 

話は変わりますが、ニュースでさんまが不漁で高値だとか・・・。

 

そしてこの時期になるとあの佐藤春夫さんの「秋刀魚の歌」が思い浮かびます。

落語などでも(目黒のさんま)そのマクラにされて、面白おかしく紹介されます。

特に「さんま苦いかしょっぱいか」のところがクローズアップされますが、

この詩の全体を読んだことのある人がどれくらいいるのでしょうか?

この「秋刀魚の歌」はとても悲しく苦しい詩です!!

ぜひ全体を読んでください!

この詩の出来た背景だけ少し補足します。

 

この詩の男は佐藤春夫、女は文豪谷崎潤一郎の夫人千代、幼子は谷崎との間にできた女の子

この3人が囲む食卓の風景を切り取った詩が「秋刀魚の歌」なのです。

谷崎と千代夫人の関係はこの時期冷え切っていました。

またあろうことか谷崎は千代夫人の妹「せい」に惚れて結婚を切望していました。

そんな状況を見た佐藤春夫は同情し、いつしか愛になり

男らしく谷崎に千代夫人と別れて欲しいと言います。

谷崎も一時は了承しますが、せいとの事がうまく運ばず、嫉妬からか離婚を拒否します。

なんせ「姦通罪」のあった時代ですから谷崎が訴えたら裁かれる二人でした。

そんなにっちもさっちもいかない状況の時の詩なのです。

こんな背景を知らずとも心に響く詩ですが・・・。

 

二人と言うかこの3人は結局結ばれます、幸せになります。添い遂げます。

 

よかったよかった ”語り部の木戸”でした。

小説智恵子抄で佐藤春夫とこの詩に巡り合いました。